中学に入学していちばん困ったのは、勉強を継続させること。
✓机の前にとにかく座らせたい
✓勉強を自然に習慣化したい
✓受験にそなえたい
✓成績をあげたい
✓勉強スケジュールをつくりたい
こんな悩みが続々!
そして勉強しない子にとっての第一歩は、
どんな形でもいいから「やる」状態をつくること。
小学校から8年一度も成功しなかった習慣化。
一念発起で、これからお伝えするやり方で中2の終わりにようやくできました。
なかなか習慣がつかなくて、苦労しているかたも一度は試してみる価値ありですよ。
なぜ勉強は習慣化が必要なのか
歯磨きやお風呂に入るなど、しばらくやらないでいるとムズムズ気持ち悪くなります。
ところが、勉強は小学校まではそれほど習慣にならなくても何とかついていけたりする。
ですが、中学校となるとそうはいきません。
放置していればいるほど、がっくりする結果を突きつけられます。
だから気がついた時点でやらなかったら、受験の長丁場には耐えられない。
そう、「勉強する筋力・体力」をつけるための訓練が必要!
中2の2学期、あまりの危機感に親子で習慣化訓練をスタートさせました。
習慣化すれば歯磨きと一緒!
「やっていないと落ち着かない」という気持ちになるはずです。
中学生の勉強スケジュールのつくりかた
【やることリストの準備】
まず試したのが、やるべきことのリスト化です。
『見える化』です。
これで驚くのは、提出物の多さと期限。
試験科目と範囲と提出物は一覧にして発表されるのは、試験2週間前。
その一覧の量の多さに、まず引く(笑)
うちの子もよく萎えています。
そこで出される課題を予想するのです。
「先走る」のです。
小テスト見直しや授業プリントと教科書準拠の学校ワークの提出。
先生によっては、レポート提出なんていうものもあるでしょう。
ということは、あらかじめワークなどページ数の多いものを早くから仕上げる必要がある。だからこそやるべきことをリスト化。
塾の宿題が入るかたは、一緒に入れてもよいと思います。
(例)国語
- 学校ワーク(だいたいのページ数も予想)
- 授業プリント
- 文法ワーク
- 漢字プリント
- 塾ワーク
(この先生は、だいたいテストの日に提出だった)
こんなふうにして各教科洗いだせたら、そこからスケジュール作りがはじまります。
【勉強スケジュールづくりの見本を観察】
いきなりスケジュールをつくるといっても、「いつごろからか」「なにからか」「どういうふうにやるか」まったく見当がつきません。
わたしたちは、息子が偶然本屋で見つけて買ってほしいと言われた
道山ケイさんの本より、スケジュールの組み方をそのまま利用しました。
机の前に座ることすら難しい子の場合はいきなり予定表をあてがわれても難しい。
まずは、ふだんの勉強のしかたのページを参考に。
15分勉強30分休憩の回数をふやしていくところからスタート。
教科はよくばらず、英数の2教科から。
これで3日慣れたら、1週間連続を目指す。
1週間が突破できたら、10日。
10日たったころ、
15分じゃ短いよ!
なんて、泣けることば!
そこで、30分勉強15分休憩にシフト。
21日やれば習慣化。ひたすら親もガマンしてつきあいます。
21日間の最中に、試験勉強期間がやってきました。
そこで、いよいよやることリストを割りふる時です。
ここでわかりました。
「勉強習慣のない子は、スケジュールが作れない」
「もう中学生なんだから、じぶんのことはじぶんでやりなさい!」と言いたい。
でもね、スケジュールをはじめから立てられたらじぶんでやるはず。
だから、ここは割りきってスケジュールづくりを一緒にやってみるといいと思います。
学校に提出するスケジュール表があるかたは、これを写せばいいからラクですよ。
また、このスケジュールづくりを塾に個別に期待することはできません。
塾にいっても、自学自習ができることが前提です。
定期テストのスケジュールの割りふりで、わかったことは別記事にしようと思います。
まずは、プロを真似る!
親がいうより、本のことを子どもも信じてくれたので助かりました(笑)
勉強スケジュールに便利なアイテム
わたしたちがおもに用意したのは、つぎの3つです。
【勉強タイマー】
これは、カウントダウンしていって最後は音がならず光が点滅して知らせます。
ですので、図書館でも使えます。
詳しくは、こちらのsammyさんの記事を参考になさってください。
わたし、家事にも大活用しています!
【スタディプランナー】
その名のとおり、勉強スケジュールを書き込めるテンプレートになっているノートです。これは、別記事でじっくりご紹介しますね。
とにかく、線をノートにひっぱったりエクセルで作ったり…なんていう手間ははぶいてしまいましょう。
【マイルドライナー】
このゼブラからでているマイルドライナー。
スタディプランナーを教科ごとに色分けして書くときに、大活躍。
字をあまり邪魔せずほんのりマークしてくれます。
便利な文房具を使いこなして、楽しくスケジュールすることもモチベーションアップに大事な作業なんですよね。
まとめ~中学生勉強の習慣化に必要なこと
これまでお子さんは、
夏休みの宿題でもなんでも計画的にやってきたほうですか?
うちは、まったく計画性がないタイプ。
計画性がないタイプのお子さんに言えるのは、
全体量がわからないこと。
だからこその「見える化」
これだけあるんだから、計画的にしないとヤバイ!
と感じること。
そして、計画の立てかたそのものもわかっていないです。
だからこそ、マネていい。プロを積極的にマネてみました。
勉強系Youtuberや道山ケイさんの本など、その道で研究されている人はたくさんいます。「お子さん自身が好きなひと」の計画でいい。
そのとき、楽しい文房具でテンションをあげてみる。私自身も、そのスケジュールのなかに夕食をたべる時間をちゃんといれて準備をしてみました。
道山ケイさんもYouTuber(葉一さんなど)、どうしても手がふさがって時間がもったいないことは、両親に頼んでもよいと言っているんですね。
素直に、そこにしたがって習慣化していきました。
いまの世の中、こうやって情報提供してくれたり便利なものがある。それを利用しない手はない!
まず習慣化からはじめていく。
息子は習慣化して、現在55日目です。すごいことです。
この経過と具体的なスケジュールのつくりかたは、追ってここに書いていきたいと思っています。